賃貸物件と敷金の清算

引越しの中でも、とにかくトラブルが多いのが「敷金の精算」です。賃貸住宅に住んでいても、実は「敷金のことをよく知らない」「生活していた後にクリーニングしてもらうのに、どの程度お金がかかるのか解らない」という人が結構います。良心的な大家さんならこういうことはしないのですが、悪質なところだと「こちらに知識がないことにつけこんで、法外な金額を請求してくる」という大家さんもいます。こういう大家さんにひっかかると「何も知らずに必要ないお金を支払わされる」ということになりかねません。 たとえば、畳の一部分にだけ傷をつけたとします。弁償の義務があっても「たたみ一枚のみの代金を負担」でいいのに、「全部の畳を交換しろ」などととんでもない話をしてくる大家さんがいます。知っていれば「それは支払う必要がないはず」と反論できるのですが、知らないと何も考えずに払ってしまう人がいるんですよね。「知らない」ということは本当に損だということが解ります。 基本的に、「住んでいる人が何の問題も起こさずに使用した場合に起きた磨耗については、お金を支払う義務はない」ということになっていますので、お金を請求されて「おかしいな」と思う時は「どんな理由で請求をされているのか」についてきちんと聞く様にして下さい。本当は払わなくて良いお金まで払わせようとしている可能性が無いとは言い切れません。 また、敷金の精算について不安がある場合は「敷金鑑定士」という職業の人に立会いをしてもらうと良いでしょう。この職業は、その名のとおり「敷金の精算におかしなところがないかをチェックしてくれる職業」ですので、悪質な業者が相手でもしっかり「そこは違う」「ここは払わなくて良い」と判断してくれるはず。大家さんの評判を聞いて「どうも過剰にお金を請求する傾向がある」と思った場合は、こういった職業の人に判断を仰いでみるのもひとつの手ではないでしょうか。無駄なお金を支払うことほどつらいものはありませんので、賃貸物件を借りる時は「まず、どんな所にお金がかかるのかを自分で調べること」が大切だと思います。 敷金トラブルについては本当にいろんなケースがあり、「おかしいな」と思いつつ「自分で判断することができないから、お金を払った」というものがいくつかあります。こういうケースは本当に自分が損をするだけですし、悪質な業者の蔓延にも繋がりますので、断固拒否を貫いてほしいです。後々、また自分が損をすることにもなりかねません。

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